ジュエリーの誕生

「美しい石がもたらす感動をどのように表現できるでしょう。クリエーターが夢見たジュエリー、あるいは身につける人が夢見るジュエリーを創り出すのに、クロッキーやデッサンが何枚要るのか、何時間かかるのか、などどうして言えるでしょう。・・・」
ブリジット・エルメル

デッサン

ジュエリー作品製作の第一歩であるデッサンは、一連のクロッキーや素描が形になったもので、クリエーター、ブリジット・エルメルのインスピレーションを具体化したものです。

そしてこのデッサンを技術的に見直して、寸法も含めた精密な図面が作成され、最後にデザイナーがグアッシュでジュエリーの完成した姿を実物大で描きます。それには素材や石などデザイン上の選択がすべて書き込まれています。

Le dessin

La maquette

模型

この工程では、模型製作者がデッサンを解釈して立体感をイメージし、大まかな模型をつくります。

この模型は、本物の模型製作の参考として使われます。

模型は、さまざまな方法で製作され、蝋や金属を手で削ったり、CAD(コンピュータ支援設計)を用いることもあります。

これら方法は相補的で、各ジュエリープロジェクトの特徴に応じて選択します


宝飾職人の仕事

模型が完成し、詳細も含めて承認されると、金またはプラチナの鋳造を行います。

そして宝飾職人は、それに磨きをかける作業を行い、手直しをします。

そのとき、各作業には専用のツールが用いられます。

次にエメライジングによって、模型に従いながら金属表面を美しく整えます。最終的な組み立てでは、アトリエと研磨の間を何度も往復して石のセッティングの前のジュエリーの準備を行います。

Le travail de joaillerie

Le sertissage

石のセッティング

この工程では、セッティング職人がジュエリーの台座に石を置きます。セッティングの種類は、ジュエリーのデザインや石の形で決まり、希望を尊重しながら調和よく行われます。繊細さと精巧さを合わせ持ったセッティング職人は、芸術的で美的なセンスも示さなければなりません。その仕事は、宝飾職人の仕事をより高め、石をさらに美しくすることです。

ブリジット・エルメルは、20年以上も前に自身のセッティング、エルメル・セッティングを考案しました。
「エッセンシャル」シリーズのジュエリーに用いられており、ブリジット・エルメル・パリのみで行っているセッティングです。セッティング職人が金属のスタッドを打って、石に向けて折り曲げ、それぞれのスタッドが4つの石を支えるようにひし形に加工するこのセッティングは、手に触れた感じが優しく、身につけて快適なすっきりとした無駄のないデザインとなっています。


研磨

製造工程の間に研磨が何度か行われます。アトリエでのジュエリー作品の組み立ての前と石のセッティングの前に;プレポリッシングが行われます。

1つの作業が終わるごとに、木綿の糸を用いて素材をさらに輝かせるために磨きます。

最終的な研磨により、ジュエリーに比類のない明るさを与え、石のセッティングが行われるとジュエリーは一層美しく輝きます。

Le polissage